奨学金を借りた女性薬剤師が1年目からすべきこと【女性薬剤師が解説】

国家試験に受かり、晴れて薬剤師の道に踏み出した1年目。

解放感であふれているのではないでしょうか?

仕事に対する緊張感はあるかもしれませんが、初めてのお給料で何を買おうとか、両親にプレゼントを買おうとか想像するとわくわくしますね。

初給料をもらったら、旅行に行って、今まで買えなかったようなブランドのバッグを買って、と想像は尽きません。

しかし、私立薬学部の奨学金を借りた女性薬剤師は1年目からやっておいたほうがいいことがあります。

それは奨学金の繰り上げ返済です。

私立薬学部を奨学金を借りて卒業した女性薬剤師ナツメが繰り上げ返済をしたほうがいい理由についてお話しします。

目次

私立薬学部を奨学金で卒業した場合その費用は膨大すぎる

私立薬学部の学費を全て奨学金で賄ったとしたら総額1200万円以上借りたのではないでしょうか。

全てが奨学金だとしたら一種と二種併用で、二種しか通らなかったとしたら民間の教育ローンを借りているかもしれませんね。

教育ローンを使っていれば利子が奨学金に比べれば高くなるので、よけいに返済額はおおきくなります。

1200万円というお金は学生にとっては大きすぎてピンとこないかもしれません。

調剤薬局に就職していたら初任給は400万円ほどあるので、その額だけを見てすぐに返せそうだと思うかもしれません。

しかし、給料が入ったからといって旅行にショッピングにと使っていては意外にすぐ返済することはできません。

奨学金は毎月払っていっても返せないことはない

奨学金は繰り上げ返済しなくても薬剤師として働いていく限りは返せないことはありません。

調剤薬局の初任給は約400万円です。

これは額面で合って手取りではないので、年収が400万円であれば手取りの年収は315万円です。

ボーナスが年2回のそれぞれ1.5か月分ずつ出たとして、月の手取りは約20.5万円。

ボーナスを抜いて考えれば一か月に約26万円が手元に入ってきます。

奨学金1200万円を利子なしで考えると、月々の返済額は約5万円です。

ボーナスを考えなかった時の月の手取りは26万円なので奨学金5万円を返済すると21万円が手元に残ります。

実家暮らしであれば全く問題なく生活できますし、贅沢はできないかもしれませんが一人暮らしでも問題なく暮らせます。

20年という期間は長すぎる

20年間地道に返しても、その間ずっと薬剤師として仕事をしていれば問題なく返済できます。

初任給は400万円ですが、上がる幅は少ないとはいえ、働きだして5年もすれば年収500万円前後は稼げるでしょう。

そうなると最初のころよりもっと生活にゆとりは出てきます。

正社員として働いている限り500万円前後から下がることは考えにくいので、繰り上げ返済しなくても余裕だと感じるかもしれません。

ただ、20年という期間は長く、結婚出産すると独身の頃のままというわけにはいきません。

女性はライフスタイルが変わる可能性がある

女性の場合、20年間のうちに結婚出産を経験するかもしれません。

出産後は1年ほど働けませんし、そのあとも独身の頃のように働くことは難しくなります。

出産する前でも、もしかしたら、結婚と同時に仕事を辞めたくなったり辞めざるをえないこともあるかもしれません。

そして、子供ができると子供のための費用も考えなくてはいけなくなります。

奨学金が将来の選択に足かせとなる場合がある

結婚して仕事を辞めたくなった時や、出産後に正社員ではなく働き方を変えたい、もしくは子供のために仕事をしばらくお休みしたいとなったときに奨学金は足かせとなるかもしれません。

奨学金があると仕事を辞めるという選択は結婚相手の収入から奨学金の返済をすることになります。

それでも問題ないほど相手に収入があればよいのですが、世間の男性の平均年収は薬剤師より低く、薬剤師同士で結婚していても、20代30代の場合の相手の収入は500~600万円ぐらいが多いのではないかと思います。

600万円だとしても手取りの年収は462万円で、12で割ると38.5万円です。

ここから5万円を引くと33.5万円となり、十分暮らしていける額ではありますが、十分な余裕があるとはいえない暮らしになります。

そして、相手にも奨学金があった場合はさらに厳しくなります。

このように、奨学金がなければ、仕事を一度辞めるという選択肢が現れたのに、奨学金があるせいで結婚出産しても仕事は続けるという選択肢しか選べなくなります。

奨学金を借りた女性薬剤師は1年目から繰り上げ返済を考えておこう

女性は20年のうちに劇的にライフスタイルが変わる可能性があります。

独身のままで過ごす女性もいるかもしれませんが、結婚出産を経験する女性は多いでしょう。

結婚出産前には奨学金の返済はある程度目途はつけておきたいものです。

奨学金の返済にある程度の目途が立っていれば、子供が小さいうちはパートで働くなど働き方を選ぶことができます。

20年間ずっと奨学金5万円を返済し続けないといけないとなると、パートで働きたたいと思っても自分が生活のために稼がなくてはいけない費用+5万円を稼ぐために働く時間を考えないといけません。

そのときの5万円は結構な負担になります

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