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薬学部と農学部で迷ったらどっちにすればいい?

薬学部と農学部で迷ったらどっちにしたらいいんでしょうか?

生物や化学が好きな高校生は大学へ行くときこのどちらかで迷うことが多いと思います。

偏差値50台であれば迷わず薬学部です。

高校生のときに薬学部と農学部で迷って、薬学部へ行った筆者が解説します。

目次

偏差値50台の農学部と薬学部の特徴

偏差値50台農学部の特徴

バイオサイエンスをやりたいなら農学部のほうが学生のうちは打ち込めます。

ただし、研究職につくことは難しいです。

農学部の食品関係の学部に行けば管理栄養士の資格を取ることができるところもあります。

偏差値50台の薬学部の特徴

偏差値50台の薬学部では、主に薬剤師になるためにカリキュラムが組まれています。

私立の薬学部では薬剤師国家試験の合格率が大学の入学希望者数に影響するからです。

実験もカリキュラムに組まれているので、実験に打ち込むこともできます。

ただ、研究職に就職することは狭き門です。

偏差値が50台の薬学部は私立の薬学部になりますが、学費は桁違いに高いです。

年間200万円ほどで6年間通わなければいけないので、卒業するまでに留年せずストレートに卒業できたとして合計1200万円かかります。

就職に有利なのは薬学部

偏差値50台の農学部と薬学部を比較して、就職に有利な学部は断然薬学部です。

私は偏差値50台で農学部か薬学部か迷っていたので、薬学部に受かった時に迷わず薬学部を選びました。

迷わず薬学部に就職したのは、薬剤師という職業の安定性と高い給料に期待したからです。

なってみると想像と違う部分もありましたが、今のところは偏差値50台でこの選択はいい選択だったのではないかと思います。

偏差値50台の農学部も就職率は高いです。ですが、農学部に関係の薄いサービス業などの業種に就職する人達も多いです。

薬学部は薬剤師の資格がとれれば、新卒の就職率は100%です。新卒で自分から就職しなかった以外で就職できない人なんて聞いたことがありません。

私は調剤薬局に就職しましたが、就活は面接に行けば100%合格していました。

エントリーシートも書いたことはありませんし、1次面接2次面接という段階もありませんでした。

周りの友人も調剤薬局かドラッグストアに就職した人は、みんな面接で落ちたという話は聞いたことがありません。

調剤薬局やドラッグストアであればどんな大企業でも新卒のうちは入れます。

就職のしやすさは薬剤師はトップレベルです。

研究職に就きたい場合は農学部と薬学部どっちがいい?

研究職に就きたい場合は、国公立の偏差値の高い大学を目指すべきです。

薬学部でも農学部でもどちらでも構いません。

どんな研究をしたいか、どのような分野について学びたいかで決めましょう。

国公立の薬学部は薬剤師になることを真剣に目指してカリキュラムを組むというわけではありません。

国公立の薬学部では研究職を目指す人は多いです。

女性の場合だと薬学部にいっておけば、薬剤師の資格も手に入れることができるので、子育てのために仕事をセーブしたい場合は後々資格を活かせるかもしれません。

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偏差値は高くないけど研究職に就きたいときはどうしたらいい?

私は偏差値50台の薬学部に行きましたが、同級生で研究職へ行った人も少数ですがいることはいました。

ただ、高校生のうちから研究職に行きたいと、はっきり決まっているのであれば、今から学力を上げるべきです。

薬学部に関しては一浪ぐらいであれば特に遅れをとることもありません。

時には2浪3浪の人もいますが就職に不利ということもありません。

どうしても研究職に就きたいという夢があるのであれば、一浪の時点で私立薬学部が射程圏内に入っており家庭の事情が許すのであれば、浪人してでも国公立の農学部もしくは薬学部を目指すのも手ではあるのかなと思います。

(一浪の時点で射程圏内に入っている私立薬学部は国家試験合格率が高い薬学部に限ります。)

ですが、最初から浪人を頭に入れず、明日からでも勉強して国公立の大学を目指しましょう。

結論

薬学部に行くべきか農学部に行くべきか、かつてその二択で迷い現在薬剤師として働く私の結論は「偏差値による」です。

偏差値がそこまで高くないようであれば迷わず薬学部です。

偏差値が高くて、研究職をしたいようであれば、どちらでも構いません。

ただ、薬剤師という職業の将来性にもかげりが見えてきているので、どこの大学に行こうか悩んでいる今の段階で、精一杯努力し、偏差値を上げて視野を広げたほうが、将来は明るいと思います。

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